[MOVIE LOG 2009]

(2009年 鑑賞作品計52本 / 劇場作品計48本)


「東のエデン 劇場版I
 The King of Eden」



深夜アニメでやっていたので観てたんですが、劇場版で完結という…最近こういうの多い?
「あの人はこうなったのか!」など色々意外な点とかあったりTV版の続きとして楽しめました。
でもTV版の最終回はすごく盛り上がったので、それに比べると、ちょっと間延びした劇場版前編かな?後編に期待!

(12.22.)

仮面ライダー×仮面ライダー
 W(ダブル)&ディケイド
 MOVIE大戦2010



ディケイドは結局???な部分が多いまま、分かったような分からんような気もするけど、一応無事に完結。タックルかわいい。変身解いてもちゃんと胸が大きいと思ってしまいまった。
クウガアルティメットフォームが割と簡単に負けてしまうとこは見たくなかった。(それでも他のライダーより優遇されてるな…新フォームも出てるし)
電王(モモタロス)がでしゃばってる気がしましたが、色々笑えるシーン(数珠つなぎ的なファイナルフォームライド)も多くて面白かったです。
Wの方は、おやっさん(吉川晃司!?)かっこいいよ!に尽きます。フィリップ君も意外な活躍してたけど。
さてディケイドとどう絡むんだろうと思ってたら、ラストの展開…この演出は予想外だったので面白かった。ただラストはどっちの世界に感情移入すればいいかと思うとちょっとグダグダ気味。

(12.14.)

「劇場版 マクロスF
 虚空歌姫
 〜イツワリノウタヒメ〜」



テレビ版の総集編みたいな内容かと思ったんですが、思った以上に新作映像が多くて、キャラ設定(立ち位置)もちょこちょこ違ったりしてました。ので、大筋は一緒ぽいけど改めて見る価値はありました。
テレビ版を観てないとよくわからない内容かもしれないけど、一緒に観た人はどっちみちよくわからんシナリオだと…まあ、色々謎を残してるし劇場版・後編に期待します。
シェリルさんのライブステージは圧巻!全体を通して、今回はシェリルさんがかっこいいだけじゃなくてかわいいな〜と思えました。
新曲もけっこうたくさんあって、特にランカさんのCMソングはどれも良かった…!
ニンジン来るかと思ったらネバネバだと…!!

(12.14.)

「イングロリアス・
 バスターズ」



覚悟はしてたけど無駄な会話が多くて、中盤うっかりウトウトしてました。
まあそれでもだいたいの話は分かるので、問題無し。
頭の皮を剥ぐなどの、直視し難いようなバイオレンスシーンは相変わらずですが、唐突な展開もバカな笑い(イタリア語講座のシーンは大爆笑)も相変わらずなタランティーノ節でした。
ラストの展開は皮肉ながらも痛快で、奇麗な落としどころだったような気がします。
アメリカ映画のナチスの全く容赦無い扱いっぷりは、いつも面白いです。

(12.08.)

「カールじいさんの
 空飛ぶ家」



やはり亡き妻との思い出の詰まった家というおおまかなシークエンスが「つみきのいえ」とダブってしまうものの、予想してなかった後半からのにぎやかな展開に、いつものピクサーらしい楽しさがありました。
カールじいさんの偏屈な頑固ぶりが期待してたより中途半端な気がして、どのキャラも突き抜けていない感じがしたのは少し残念。
終盤、スクラップブックを読み返すシーン、奥さんとの月日はきっとステキな冒険だったんだと思うと、涙が込み上げてきます。最後に見
せる家の姿が、凄く心に残るラストカットでした。
(12.08.)

「マイケル・ジャクソン
 THIS IS IT」



「ファンではないが、歴史的人物になるであろうスターの、最後のステージをとりあえず見に来てみた」という自分のような観客に対して、まず映画はオーディションに受かったダンサーの声から始まり、マイケルがいかに世界中から愛され、尊敬される人物であるかということを教えてくれます。
マイケルさんご自身はリハーサルらしく少し肩の力を抜いた動きのように見受けられましたが、その分バックダンサーさんたちの熱のこもったダンスに目を奪われます。それも目の前にいるマイケルさんに心酔してる一流の人間が集まってるからでしょうし、きっと実現すればものすごいステージになって、観客も酔いしれるのであろうなあと思うと、やるせなくも勿体無くもあります。
惹き付ける力と、取り巻く世界があってこそスターというのは存在するんだなと思いました。
今は星になってしまいましたが。(いらんオチつけた)

(11.12.)

「SAW6」


今年もやって参りました。公開初日ですが平日なので当然ガラガラ。 今回は医療保険(しかもアメリカの)が題材だったりするので、いまいちピンと来ない部分があります。テーマとしては他人の生死の選択、といったとこだと思うんすが…なかなかその立場に立つことはないので共感が得にくい気も。 相変わらずゲームのシーンは、目を背けたくなるような痛さです。麻痺して慣れるものかと思ったけどそうでもない。心臓バクバクです。 このシリーズはスリラー映画でもある一方、連続サスペンスドラマシリーズでもあるので、過去の作品のあるシーンの裏側が語られたりして、新たな事実が明らかになっていくというのも楽しみのひとつ。なので今までのシリーズを全部見てないと分からない部分とかもあったり… するけど、上映前のダイジェスト映像が「総集編」ならぬ「ソウ集編」というタイトルで大爆笑。 ラストは今までとちょっと違った終わり方だったかなー?
(11.06.)

「カイジ
 人生逆転ゲーム」



ざわざわしてました。ざわざわという効果音がホントにざわざわでした。
やってること自体が、「なんの取り柄もない主人公が、なぜか急にすごい勝負師になった」ような感じがせんでもないんですが、かといって余裕のあるキレ者というワケではなく、ホントに終止ギリギリ崖っぷちでいっぱいいっぱいの状態という藤原竜也の演技はよかったです。
ゲーム自体は、もうちょっと盛り上がりに欠けるかなーと感じました。が、熱い台詞が多くてよかったです。

(11.06.)

「ウルヴァリン:
 X-MEN ZERO」



映画版X-メン3部作より前のエピソードで、ウルヴァリンの過去が明らかに。
前作までのつながり(ストライカーやサイクロップス他、色々なキャラがちょろっと登場)があって、そこも楽しめます。ただ、1作目のセイバートゥースとヴィクターのの関係は…?同一人物なの?
今回も様々な能力のミュータント同士のバトルが見所でした。(そこは今までと一緒なんで今作に関して特筆することがあんまり)

(10.01.)

「アドレナリン:
 ハイボルテージ」



ハイテンション痛快お馬鹿アクションの続編!前作から直接続く話で、同じキャラがたくさん出てくるので、前作を予習してから観るとより楽しめると思います。
殆ど1発ネタ(アドレナリンを出し続けないと死んでしまう)みたいな前作を超える出来は難しいだろうと思いきや、今度は充電しなければ死んでしまうという展開で…過激さも馬鹿さもパワーアップしてます。やりすぎてついに18禁指定!
痛いシーンや下品なシーンが多いので、そういうのが苦手な人にはお勧めできないのが悔しいですが、ぜひ狭い世界に広めたい傑作です!!!!!!!

(10.01.)

「20世紀少年 最終章
 ぼくらの旗」



色んな意味で長かった。1年半通してついに完結という感慨も含めて。
まさに漫画のような第3部の内容を映像化すると、こんなに安っぽくなるんだな〜とか、いらないところとか、不自然なところとかもちょいちょい気になったりもするものの、大まかな線は原作と一緒でありながら、大胆に変えたところも楽しめました。
何よりラストが、特によかった!

(10.01.)

「カムイ外伝」


リアルな忍者活劇かと思いきや、バックドロップとか漫画っぽくて面白かった。
松山ケンイチの一挙一動が俊敏で忍者っぽくてよかったです。
話的には少々????なところもありましたが、アクション映画として迫力もあって楽しめました。

(09.22..)

「ホッタラケの島
 遥と魔法の鏡」



あくまで子供向け、という感じで、ストーリーのご都合主義やキャラの行動理念の不可解さなどでノれない部分はありましたが、やはり終盤は泣かされました。過去は大事だけど、現在を大事にするためのものだな、と。
忘れ去られたような懐かしいもので作られた建物やその彩り。そういう世界観はすごくいいし、主人公の女の子も可愛いんですが、肝心のテオ君(キツネ)があんまり可愛くない。でもコットン(ぬいぐるみ)はかわいい!
CG技術はアメリカのものと比べて見劣りするかなと思った(動きもあえてモーションキャプチャーじゃないらしいのでぎこちない)んですが、キャラは3DCGだけど背景は手描き風の2Dの所があったり、なんだかちょっと暖かみと味があってよかったです。

(09.14.)

「しんぼる」


「大日本人」のシュールな世界観が好きで、ラストのおもいっきり観客を馬鹿にした展開に唖然としたものですが、今回はそれとは違った感覚でポカーンとする終盤の展開。言いたいことやどういう話だったのかは(?)はおぼろげに分からんでもない気もしますが、前作の方が好きかな?と。
中盤までの脱出劇一人コントは爆笑する程でもないけど、くすくす面白い。シチュエーションも好き。汚いという意味で気持ち悪い所も多いですが。それと多分観た人それぞれが、「俺ならアレを使ってああやって脱出するな」などと考えながら観るんじゃないでしょうか。
で、終盤の展開とラストから考えると、この映画にコントが必要だったのか?といまいち自分の中では噛み合ないものがあるのが気持ち悪い。なんのシンボルとしての陰茎なのか?ち●こいじりという意味?(下世話な表現ですみません。)と、観終わったあとに色々考えたりするという意味ではあとからじわじわ来る映画なのかも。

(09.14.)

「グッド、バッド、
ウィアード」



韓国製の西部劇。マカロニならぬキムチ・ウェスタンと言うそうです!続・夕日のガンマンのリメイク?かと思ったらそういう訳でもなかった。
満州を舞台に3人の朝鮮人ガンマンを中心に、宝の地図を巡っての大活劇…という分かりやすくてめっぽう楽しい内容なんですが。主役3人のキャラは立ってる(賞金稼ぎがちょっと薄いかな)けど、時々行動理念が分からなくて、今なんの為に何をしてるのか状況が飲み込めないという部分がいくつかあったり。惜しい。
けれど、あんまりCGに頼らないガン・アクションがめちゃめちゃかっこいい。列車での撃ち合いや、闇市でのロープで飛びながらの銃撃や、終盤の大チェイスシーン(ちょっと長くて少しだけだれるけど)など、アドレナリンが上がりまくる見せ場が盛りだくさん!笑いどころも多いし、頭空っぽにして楽しむには最高だと思います。

(09.14.)

「サマーウォーズ」


「時をかける少女」より登場人物が多くて終止忙しい映画でした。でもそれぞれに個性が強いので混乱することはそんなになかったです。
と、いっても中途半端に群像劇っぽいのか、主人公が埋没して感情移入のしどころが散漫という気もしました。
ネット世界と現実のリンクというのはベタかもしれないけど、よりリアルに感じる昨今。現代のようでいて、子供からお年寄りまで広く普及している未来という感覚が不思議。
なにかと盛りだくさんな気もしますが、終盤の勢いのある展開(クジラが何をしてれたのはよくわからなかったけど)にぐっときたり、清々しいラストがとても気持ちよかったり。とても楽しい映画でした!!

(08.14.)

「ボルト」


なぜか吹き替え版しかやってなかった…夏休みだから?
主人公がTV番組の中のことを現実と信じ込んでいるという設定がトゥルーマン・ショー?と思いきや、冒頭のその超犬ドラマがめっぽう迫力があって面白かったです。流れ星銀なんて目じゃないくらい(関係ない)。
とぼけた鳩達や、ものすごく分かりやすくてありがちなお調子者のハムスター(ライノ)のキャラもいいけど、猫のミトンズ姐さんがなんだかすごい可愛くてよかった。声が江角マキコさんだとは気づかなかった。(ハムスターの天野くんも)
ボルトが真実に気づいても、落ち込む暇すら与えない、ライノの語り…ではなくしゃべくりの部分がとても熱かったです。
総じてベタでちょっとだけ何か物足りなさを感じたものの、動物の可愛さと絵で、素直に楽しめる作品でした。エンドロールの2Dアニメの絵がまたすごい可愛かったです。


(08.14.)

「ハリーポッターと
 謎のプリンス」



もうテレビでやるのを待ってもいいかなと思いつつも、毎回劇場に足を運んでしまう。前日テレビで前作やてたからなあ。
副題の謎のプリンスが重要なのかどうかといえば…肩すかしだったのでそこ(「何がプリンスなの?」)をもっと突っ込んでほしかった。あとでネットで補完。
好きなキャラのドラコがどんどんヘタレになってて今まで心配だったんですが、今回はおいしい役どころでよかったです。
あと不思議少女のルーナさんがかわいいですン

(07.18.)

「ウィッチマウンテン」


なんか主人公が小柄なザ・ロックみたいだなあと思ったら本人でした。
ディズニー映画らしい子供向けで楽しい内容。無駄に犠牲者が出て後味が悪くならないような配慮がされてるなと感じたんですが、でも悪者(ロボットかと思いきや生物だった)なら死んでいいのか?という点で複雑。
科学者とSFファンの境界線という点が面白かったです。

(07.14.)

「モンスターVS
 エイリアン」



所々3Dを意識した迫ってくるような絵を使うので、その度にビクっとしたりして楽しかったです。
話はなんとなく予想通りで、面白かったけどもうひとつ印象に残らないような?
「巨大化してしまった悲劇のヒロイン」のはずなのに、それより大きい仲間や敵が出てくるので、ヒロインの特性がいまいち出しきれてないのが残念?
ボブのキャラはよかった!ムシザウルスもかわいい。
各所にパロディがちりばめられてて、(未知との遭遇やザ・フライは分かるけどなぜにビバリーヒルズコップ?)大統領のキャラなどに風刺色を感じました。という大人向けな笑いどころがかなりあった気がします!そこはとても楽しめた!

(07.14.)

「交響詩篇エウレカセブン
 ポケットが虹で
 いっぱい」



やー、エウレカセブン面白いとは聞いてたんですけど、テレビ版未見でした。劇場版でまとめてやってくれたらそれで観るのになーと思いまして。
しかし実は映画はテレビ版と全然違う内容(世界も物語も)でした!いや、テレビ未見だけどこりゃすぐ分かる。モキュモキュ言ってるこの可愛い妖精がニルヴァーシュ?主役メカ?
さておきこういうボーイ・ミーツ・ガール物(?)って割と好きなので、「エウレカ、大好きだ!」とか叫ぶレントンに赤面しつつもこの二人を応援してやりたくなったり、切ない気持ちで胸がいっぱいになったりしました!
すごいよかったので、同じキャラ(名前と外観)で違う設定のテレビ版もぜひ観たいと思います。

(07.01.)

「ヱヴァンゲリヲン
 新劇場版:破」



前作(序)はTV版とほぼ同じ内容で個人的には拍子抜けしたなあと思ってたら、今回は新キャラ、新展開!…というのは大げさで、完全新作には違いないけど大筋は似てました。でもこれが観たかったんだ!というのが観れて満足です。サービスサービス!
いや、やたら過剰なアスカのサービスは期待はしてなかったんですけど。
しかしテレビ版の展開を知ってるだけに「あ、ここはこうなるのか…」という変更点があったり、最初の挿入歌が出てくる所は感動とは別の意味で泣きたくなりました。
暗く重い気分になりながらも、畳み掛けるようなクライマックスの展開には思わず拳を握りしめてしまいました。次はもうどんな展開になるのやら全く予想がつかないのでかなり楽しみです。

(07.01.)

「ROOKIES 卒業」


みんなニコガクの活躍を観に来てるだけなんだからそれで正解なのかもしれないけど、敵校にほぼ人格が感じられなかったので、誰と戦ってるの?どんな強豪と戦ってるの?という感覚がありました。笹崎の監督や別所(名前出て来ただけか…?)にもう少しだけでも台詞を…て、ただでさえメインキャラが多いから2時間の映画じゃ仕方ない。
でも途中の試合のダイジェストシーンはなぜか岡田(佐藤健)の活躍のシーンがやたら多く使われてて、笑いました。本編の台詞は少ないからサービスなのか…。
一方、「出て来たけどあんまり意味ない」という風にならないように赤星を原作とはちょっと違うキャラにしたのはよかったです。なんかいい奴になってる!
泣かせようというエピソードを2時間の中でガンガン入れてくるので、逆にしつこくて泣けませんでしたが、平塚はホントにいちいち素直に笑わせてくれます。
臭さの極めつけは最後の野球部卒業シーンですが…そりゃもう素直に泣きました。隣の席の小学生くらいの子も泣いてました。
ドラマの続きをスクリーンで観てるだけという感覚でした。が、何が違うのかといえば、ニコガクの最後の夏と卒業式に、スクリーンに観に来た人達と共に観戦、出席しているということ。それはよかった。

(07.01.)

「レスラー」


ミッキー・ロークは昔は「ネコパンチの人」くらいしか知らなかったけど、最近割と好きです。
その本人と重なるような、栄光に輝く過去を持った年老いたレスラーの悲哀…が、メインなんですが、子供との確執も含めて、ロッキー・ファイナルとかぶる気も。こちらの方がドラマチックに作ってない分、よりいっそう痛みを胸に残すけど。
それよりプロレスという段取りを組んだ格闘ショーという部分が面白かったです。悪役が和やかに拍手を送った直後に殴り掛かるというシーンに大爆笑でした。

(07.01.)

「アイ・カム・ウィズ・
 ザ・レイン」



主演3人目当てなのか女性のお客さんが多かった(平日の昼だしどのスクリーンもそうか)のですが、内容はけっこう血だらけでグロくて痛いシーンも多かったので大丈夫かしら?などと思いつつ。フランス映画(自分は割と苦手)らしい映画だけれど、割とちゃんと最後まで飽きずに観れました。(キャストが知ってる顔だからなのか)
十字架のモチーフがちりばめられたり、キリスト教の暗喩らしきものが色々あったぽいので、宗教に詳しかったらもっと楽しめるのかも。

(07.01.)

「ターミネーター4」


とにかく映像がよかったです。序盤のヘリ墜落シーンなどなど、長回しなワンカットで戦場の臨場感と緊張感がハンパねえ!と。
バイク型ターミーネーターもかっこいいし、巨大ロボのシーンは大好きです。これでもかというくらいメカで楽しませてくれますな。
前作に対するオマージュっぽいものがちらほらあり、「ああ、このシーンは、この台詞は…」とニヤニヤするサービスも多かったですが、肝心の人間ドラマの方は、惜しい、かなーと思いました。「強い心臓(ハート)」と心をかけてるところは、なんかよかったです。
そしてジョンがあるメカを乗っ取るところも、T-800をプログラミングし直す伏線っぽくて燃えました。
あと、今回はタイムスリップはないけど、逆にマーカスが「過去から来た男」であるというところが面白いです。思った以上にマーカスが主役っぽかった。

(06.14.)

「ザ・スピリット」


ロバート・ロドリゲス監督(&フランク・ミラー共同監督)の「シン・シティ」の続編が作られるということで楽しみにしてなんですが、予告でこれを知り、「あれ、もしかしてこれが続編?」と思って観てみたら…フランク・ミラー単独監督で、ビジュアル的にすごいそっくりなだけでした。
とはいえやはりこの映像はいい。好きだ。
内容の方はなんかテンポがヌルくて、ハードボイルドなのかコメディなのか、そのバランスが気持ち悪くて若干消化不良気味。でも、コスプレを楽しむサミュエル・L・ジャクソンや、変なギャグ(寒いのと紙一重)はバカバカしくてけっこう笑いました。楽しかったです。

(06.14.)

「チョコレート・
 ファイター」



「マッハ!!!!!!!!」の監督の作品ということで、前日に「トム・ヤム・クン」を観て、当日はチョコ(M&M)を食べながら観ました。ていうか意外に満席で次回に回されるほど大盛況(公開劇場少ないせいもあるか)。
いきなり日本語で始まって「あれ、日本語吹き替え!?」とか思ったら阿部寛が出演してるのでした。ちょい役かと思ったら,クライマックスにチャンバラやり始めてびっくり!なんかちょっと得した感。
それはさておき、マッハ!と同じく生身の生傷アクションですが、動きのキレもよくてめっぽう強い主人公の女の子にうおおお、と全身の血が騒ぐ…
んですが、こんな小さい女の子によくこんな危険なことさせるな!と思ってハラハラして見てられないという気持ちも。目はそらさ(せ)なかったけど。
(あ、でも実際は20代らしいですね。)
エキストラ(やられ役)も含めて体を張った危険なアクションも見所ですが、ヒロインの体重が軽くて蹴りの威力が弱いせいか、敵に何発も入れたり、傷の浅い倒れた敵にも容赦なくとどめを刺すところも見所だと思う!

(06.07.)

「スター・トレック」


TOS(宇宙大作戦)は観てないんですが、週刊スタートレックファクトファイル(デアゴスティー二)を読んでたおかげで色々予備知識があったのが功を奏しました。パイク船長とかコバヤシマルのネタなど。若かりし旧作のキャラが登場するたびに、ニヤニヤとしますしね。
テレビCMの雰囲気が「スタートレックぽくないな」と思ったんですが、でもミスターカトウ(スールー)のアクション以外は全体的に昨今のアクション映画より地味目で、やっぱりスタートレックらしかったです。
シャトルからダイビングするところはスリリングでかっこいいし、パイプの中を流れるスコッティとか馬鹿すぎて大笑いでした。
最初は「ああなんか設定違うんだなー」といぶかしげに思ってたけど、それにも意味があったとは!まぎれもない、正統なシリーズの続編でした。

(06.07.)

「劇場版
 天元突破グレンラガン
 螺巌篇」



前半のクライマックスをオープニングに持って来たのか!と思ったけどやっぱりそれは前編に回してもよかったんじゃないかなあーと個人的に思いました。
それにしても螺旋王のハッキングシーンは最高です。
クライマックスの新展開はもうやり過ぎ感もサイコーだったけど、プルップルしたニップルに若干興ざめしました。(しつこい)
あと別人壮年ロシウがカットされてたところも笑いました。

(05.27.)

「レッド・クリフ Part2
 未来への最終決戦」



こう、戦争アクション映画として観に来てる分には、どうしてもサッカー馬鹿とおてんば姫のエピソードはいらないと思ってしまうんですが、変に恋愛っぽくしなかったので自分的にはギリギリOKでした。
しかし、その他の部分は逆に戦局を描くのに終始して、それぞれのキャラクターの印象が前作よりぼやけた気はします。ただ、曹操を「憎むべき悪漢」として描きつつも、そのカリスマ性もちゃんと見せてるところはよかったと思いました。
あとやっぱり鳩が可愛かったです。


(05.14.)

「グラン・トリノ」


主人公は妻に先立たれ、息子一家には煙たがられ、孤独なのかと思いきや…友達がいるのでそうでもないんじゃ?と思った…けど、たとえ親しい人間がいても、言いようもない孤独はあるのかな。
主人公の頑な心が解けていく過程に、こちらも思わず顔がほころぶけど、それ以上に笑えるシーンがけっこう多くて意外でした。
ラストは、もう、誰か俺の涙腺のバルブを閉めて下さいとでもいいましょうか。

(05.14.)

「スラムドッグ$
 ミリオネア」



「なぜ主人公にクイズの正解が分かったのか」という回答が…溜飲の下がる、統合性のとれた説得力のあるシナリオを期待してしまったのですが、全然違ってました。
ああ、これはファンタジーか!ファンタジーなのか!
主人公にはいまいち理解できない部分があって共感できないところもありましたが、それ以上に共感できない憎たらしい兄貴が、札束の風呂に埋もれる最後のシーン…最初は「こいつ何やってんの?」と思ったけど、その意味を考えると泣けました。

(05.14.)

「バーン・アフター・
 リーディング」



相変わらず広告とかの「衝撃の結末!」とかのアオリはげんなり気味なんですが、逆に宣伝のおかげで中盤の展開に受けたショックは大きかったかも。
もう、その後のなんともヌルい展開はあまりにシニカルで間が抜けてて、コーエン兄弟節?ぽい肩すかし感です。よくも悪くも。

(05.10.)

「ウォッチメン」


「ヒーローが存在する世界をリアルに描いたドラマ」ぽい。「Mr.インクレディブル」を観てたら少しはこの世界観に入りやすいと思いますが…
ヒーロー映画といっても、特殊能力(一名だけ超人がいるけど)などの派手な見せ場は少なく、全編に渡って、平和や正義、ヒーローの存在意義を問う、皮肉に満ちた暗く重い内容です。(そこらへんのテーマはもちろん他のアメコミ原作映画でも語られてるけど、比重が違うかな)
でもアクションアドベンチャーとしての部分もちゃんとあって、そこも楽しいです。敵の倒し方も「人並みはずれた戦闘力で悪人を殺傷する」という、この世界観ならではのリアリティのある描き方でよかったと思います。
ジャンルも主人公もよく分からない、とらえどころのない映画だけど、ものすごくギッシリした見応えのある映画でした。

(04.01.)

「つみきのいえ」


セリフはなく、ナレーションだけで語られるので、絵本のようでした。
海に沈んだおじいさんのたいせつなものが、あたたかくてせつなくて。
それでも思い出を糧に生きてくおじいさんの姿が印象的でした。
同時上映してた短編映画もよかったです。

(04.01.)

「ヤッターマン」


もう、しょっぱなから笑いっぱなしでした!小ネタ小ネタのてんこ盛りで、大人しか分からないネタ(下ネタ&オタク向けネタ)もかなり多かったけど、多分そこが分からないお子さんとも、一緒に楽しめる映画じゃないかなあ?と個人的には思います。三池監督らしい気持ち悪い部分もありますが。
まさにマンガ(アニメ)の世界ならではのCGの使い方、セット、衣裳などの世界観がしっかりできてた(再現?)なーと。
主役二人の、アクションの一挙ごとの微妙な切れの悪さは少しだけ気になりましたが、フカキョンドロンジョ様のちょっとたどたどしい所はむしろかわいいなちくしょう!と思いました。

(03.14.)

「ドラゴンボール・
 エボリューション」



負け戦覚悟で臨みましたが、難点は数多くあるけど、俺的には「アリ」で、続編も作ってほしい!と思いました。
元々設定が全然違う(悟空が煩悩ありありのティーンエイジャー高校生)ので、「これはドラゴンボールを原案とした別物だ」と割り切って観れたので、むしろ原作の要素をどのようにアレンジして再現されているかという点で大いに楽しめました。いわゆる「リ・イマジネーション」ぽいな〜と。なんなら原作よりよくできてる部分もあるかなと。
すっかり割り切って、「気(きぃ)」や「大猿(おざるぅ)」など所々変な発音の日本語のままとか突っ込みどころに笑って楽しんで観てたんですけど…クライマックスの大猿の登場で、そのビジュアルのがっかり具合に意気消沈しました。
その後のくだりはけっこう燃えましたけどね。
でもエンドロール中のオマケは…もっとドラマチックな絵で引いてほしかったなあ。でも続編を作る意気込みを個人的には応援したいです。頑張れ。

(03.14.)

「20世紀少年 第2章
 最後の希望」



原作の細かい内容は忘れてたので楽しめました。
しかし映像化するとこんなチャッチぽくなるんだあという所もあったけど、前作より堤監督作品っぽくなっててよかったです。
サダキヨやヤマネというキャラが、出てきてから退場するまでの時間があまりに短いので、映画の体感時間を考えたら、もうちょっと早くその存在を見せておいて欲しかったかなあ。と。
「なぜか日本(世界)中の人間が、顔も分からない怪しい人間(ともだち)を疑問も持たずに崇拝し、その奇跡をうのみにする」という、あまりに現実感の無い気持ち悪さが逆に醍醐味かも?

(03.01.)

「チェンジリング」


半分以上は「親の愛」よりも、「警察の横暴」に怒りを抱かせるような内容でした。脚色はあるだろうけど、事実を元にしていることが念頭にあると尚更「こんなひどい話があってたまるものか」というやるせなさ。
多分「正義」よりも「親の愛」が焦点なんだろうけど、裁判の判決が出た時の母親の笑顔が気になります。
そこらへんで終わるかと思ったら意外に続きが長くて、最後はやはりこの強い母親の姿に畏敬の念を抱くのでした。すごいよおかあさん!親の愛って実際その立場にならないと本当には分からないんだろうけど。

(03.01.)

「ベンジャミン・バトン
 数奇な人生」



映像の作り方とか雰囲気が好きな好きなデビッド・フィンチャー監督(近作はあんまりピンと来なかったけど)の作品だとあとから知ったので、観てみることに。
冒頭の時計の切ないエピソードが、逆回転する人生を象徴してるかと思いきやあんまり関係なかったりしたかも?
ケイト・ブランシェットとティルダ・スウィントンってなんか顔が似てる気がして最初ちょっと勘違いしてました。
どれだけ時間が流れても、変わらないように雷のことを話すおじいさんのシーンが好きです。
何となく観てていまいちテーマが掴みづらかったけど、人生が内包する色んな要素が詰まってるる映画でした。

(03.01.)

「チョコレート・
 アンダーグラウンド」



イギリスの児童文学のアニメ化らしく。あまり前知識なく観に行きました。
見た目で若干大人が観るアニメかと思いましたが、内容は紛うことなき子供向きの内容でした。
大人が観ても楽しめるけど、これはまさに子供に観て楽しんで欲しい映画だと思いました。
大人の穿った目で見てついツッコミ姿勢で笑ってしまう部分が多かったのですが、メッセージ性が明確で分かり易く、ラストはみんなの笑顔で「甘いもの、万歳!」という胸のすくいい気分で劇場をあとにしました。

(02.01.)

「ヘルライド」


男臭すぎるキャスト陣観たさと、「全米が黙殺・本国2週間打ち切り」という文句に引かれて行ったんですが、思ったよか普通の映画でした。
セックス&バイオレンスが売り物の、コテコテなB級バイク映画節というのはこういうものか、と、文化のひとつとして知っておくのもいいかなと。(かつて流行したものそのものと同一の物とは思わないけど)
クライマックスは肩すかし感があるけど、「こいつら、けっこう嫌いじゃないぜ」とちょっぴり思ってしまうワル達の姿がそこにありました。

(02.01.)

「ヘルボーイ
 ゴールデンアーミー」



アメコミ(グラフィックノベルか?)原作の続編(2作目)。ロン・パールマン(ヘルボーイ役のやたらデカイ人)がはまり役過ぎてもうこの人の素顔が思い出せないほど。
デカイ拳の殴り合い(燃える)や巨大植物との戦いなど、アクションの見せ場が豊富で、クライマックスの歯車の上での対決は傑作の名シーン!
恋に悩む不器用な地獄小僧と半魚人の姿も可愛かったです。

(01.22.)

「WALL・E」


一途なウォーリーが可愛すぎる。無機質なイヴもだんだん可愛く見えてきた。
すごくロマンチックなラブストーリーながら、「CGで作ったような別な生き物に退化してしまう」というテクノロジーに依存した人間の姿に痛烈な皮肉が。
それなのに!その上で!「人間も捨てたもんじゃない」と思わせてくれるあまりにポジティブなラスト。エンドロールの映像に熱いものがこみ上げてきました。

(01.14.)

「怪人二十面相・伝」


分かり易いストーリーで笑いどころもたくさんあって、気楽に楽しめる映画でした。
体を張った生身のアクロバティック・アクションも豊富で、そこが一番見所。
未だに金城武の演技に慣れない部分もありますが、レッド・クリフに続いて、ここでも鳩と共演してるので、好感度が上がりました。そこが二番目の見所。

(01.14.)

「ピューと吹くジャガー
 いま吹きにいきます」



原作とは違うものだけど、「鷹の爪団」と同じようなテイストなのでそれはそれで面白い。
一番笑ったポイントは「要潤かと思ったよ」です。そのうち実写版も期待せずに観るかな。

(01.14.)

「レッドクリフ part1」


自分は三国志に関して殆ど知らないので本編の前の解説みたいのはありがたかったです。
「ジョン・ウーの映画は別にストーリーとか無くても、華麗なアクションと鳩を出してくれれば満足」と思ってたので、満足の出来でした。
今までのジョン・ウーの映画の中でも最高の「ハト度」を誇る映画です!
もういっそ登場人物全員鳩にして鳩アクション映画を作ってほしいです。
クルッポ。

(01.01.)

「地球が静止する日」


巨大な球体は迫力があったけど、巨人がCG丸出しでリアリティが無いのは意図的なんだろうか?
でも、ヒロインがジェニファー・コネリーだと知らなくて、それだけでも観にいった価値はあったかしらと思います。まだ若いな〜綺麗だな〜
全体を通して流れる、もの悲しい空気がよかったです。
(01.01.)


自宅鑑賞作品など


「トム・ヤム・クン」 
 
「スチームボーイ」 
 
「劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮編」 
 
「パプリカ」 
 
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